銀行の音声自動応答サービス利用時の操作性 | |||||||||||||||||
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銀行の電話による自動振込サービスのうち、次の3種類の方法についてモニターテストを実施しました。
(A)プッシュボタンのみで操作するもの (B)プッシュボタン操作と一部を音声認識で応答するもの (C)オペレータとの対話とプッシュボタンで操作するもの |
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初めての利用時には失敗することも | |||||||||||||||||
初めて振込サービスを利用したとき、全員が一回で振込ができたのは(C)のサービスだけでした。(A)は、若年者78%(7人)、高齢者67%(6人)が一回で振込みでき、(B)は、 若年者で67%(6人)、高齢者では54%(5人)でした。やり直し5回以内には全員が振込できましたが、何の知識もなくサービスを利用した場合、(A)と(B)は誰でも簡単に振込できるわけではないものと考えられます。 | |||||||||||||||||
どれぐらい失敗するのか | |||||||||||||||||
各サービスにおいて、モニターが振込できるまでどれぐらい失敗(番号入力の間違い、タイミングのズレなど)しているか、若年者・高齢者別に調べてみました。 |
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図 各サービスにおける一人当たりの失敗回数(平均値) |
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その結果、(B)のサービスが、入力する時のボタン操作や発声のタイミング上の失敗などで、最も失敗が多くなっていました。 | |||||||||||||||||
利用したいと思う人は | |||||||||||||||||
モニターに、各種音声の自動振込サービスを「今後利用したいと思うか」と聞いたところ、(A)と(B)は、半数近くの人が利用したくないと回答していました。 |
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表 各サービスの利用意向 | |||||||||||||||||
自動応答振込サービスは、事業者にとっては24時間体制でサービスを提供でき、コスト削減につながる有効なサービスと考えられますが、利用者にとっては必ずしも簡単で使いやすいサービスにはなっていません。特に高齢者は、多くの人が抵抗を感じていました。 |