携帯用防犯ブザーの実用性能 | ||||||
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とっさの操作に戸惑うものも | ||||||
試売した携帯用防犯ブザーの多くは、携帯しやすいように小型化され、女性や児童が抵抗感なく携帯できるようマスコット風にデザインされたものもありました。
20人のモニターに実用性について調べてもらった主な結果は、以下のとおりでした。
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周囲の騒音や障害物で効果は低下 | ||||||
防犯ブザーから10cm離れたところでの音の大きさを、無響室(反響音がなく、音の大きさを正確に測ることができる実験室)で測ったところ、89デシベル(騒々しい工場の中と同程度)〜116デシベル(自動車の警笛と同程度)と、機種により大きな差がありました。 商品のパッケージにデシベル値が100以上と表示されている機種を、屋外で実際に鳴らしたところ、昼間の静かな公園(周囲の騒音47デシベル)でも50m以上離れると、多くの機種が消費生活用品の警報音として推奨されている音量(周囲の騒音より10デシベル高い音量)にはなりませんでした。また、車の通行量が多く、騒々しい場所(周囲の騒音 80デシベル)では、10mも離れるとどの防犯ブザーも周囲の騒音にかき消され、異常を知らせる音量にはなりませんでした。 さらに、静かな場所においても、林の中では聞こえる距離が短くなり、間に壁や建物があると極端に音が聞こえにくくなることもわかりました。 |
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購入時は音の大きさだけでなく操作性も確認 | ||||||
犯罪はいつどこで発生するかわかりません。どんな場所でも周囲の人に聞こえるよう商品に表示されている音量(デシベル値[dB])ができるだけ大きいものを、そして、いざという時に操作に戸惑うことのないよう、使い勝手のよい機種を選ぶことが大切です。
また、電池は使わなくても消耗してしまうので、時々鳴らしてみて、音が小さくなっている時は新しい電池と交換しておきましょう。 なお、「防犯ブザーを持っているから大丈夫」と過信せず、暗い夜道、人通りの少ないところなど、危険な場所は普段から避けるように心がけることは言うまでもありません。 |
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