豆腐中の遺伝子組換え大豆混入状況 |
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選択の目安のための表示制度 | |||||||||||||||||||
国内では「最新の科学的知見に基づく評価で安全性に問題がない」と判断された遺伝子組み換え食品の輸入等を許可しており、消費者が選択できるように、食品衛生法・JAS法により表示制度が設けられています。表示義務の対象となる農産物は、大豆(枝豆、大豆もやしを含む)、とうもろこし、ばれいしょ、なたね、綿実、アルファルファ、てん菜の7種類の農作物とこれを原材料とした32品目の加工食品で、大豆加工品の豆腐も表示対象となっています。
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遺伝子組換え食品の表示義務 | |||||||||||||||||||
遺伝子組換え食品は表示が義務づけられていますが、遺伝子組換え食品でない場合、遺伝子組換えに関する表示の義務はありません。ただし、任意で「遺伝子組換えでない」旨の表示をすることができます。
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【表1 遺伝子組換え食品の主な表示ポイント】 | |||||||||||||||||||
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【任意表示例】 | |||||||||||||||||||
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「遺伝子組換えでない」の表示でも混入 | |||||||||||||||||||
県内で豆腐35銘柄を各3点購入し、DNA検出テストを行った結果、3点中1点でも遺伝子組換え大豆が検出された豆腐は35銘柄中20銘柄でした。このうち、3点全てから検出された11銘柄の遺伝子組換え大豆の含有率を調べた結果、7銘柄は検出限界以下(0.1%未満)でしたが、4銘柄は0.1%〜1.7%でした。なお、この4銘柄には大豆の原産地表示はありませんでした。
遺伝子組換え大豆が検出された20銘柄の表示を確認すると、「遺伝子組換えでない」との表示は19銘柄、表示のない商品が1銘柄でした。 十分に管理しても、大豆、とうもろこしは生産時や倉庫、輸送車両での遺伝子組換えの混入を完全に防ぐことができないとして、「意図せざる混入」として「5%以下」の混入は止むを得なしと認められています。 |
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【表2 遺伝子組換え」表示と検出試験の結果】 | |||||||||||||||||||
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消費者が誤解しないような表示の改善を | |||||||||||||||||||
今回のテスト結果では「遺伝子組換え大豆を使用せず」との表示があったにもかかわらず、5%以下ではありますが、混入していました。「遺伝子組換え大豆が全く入っていない」と消費者が誤解しないような、正確な表示が望まれます。県では、表示制度の改善を国に要望しています。
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