申し込んでいないのに送りつけられる健康食品のトラブルが急増
        〜ターゲットは高齢者〜
 

   Q   突然、「以前に注文を受けた健康食品の発送準備ができたので代金引換で送ります」
      と、知らない事業者から電話があった。申し込んだ覚えがないと断ると脅すような
      口調で「録音テープがある」「住所・氏名・生年月日を聞いている」と言い返された。
      とても怖くて断れず、代金引換で約3万円を支払ったが、納得できない。
 
   A  申し込んだ覚えがないのに「注文を録音している」等と押し切られ、健康食品を
    送りつけられる、といった相談が急増しています。相談内容の多くが「断ったにも
    かかわらず健康食品を代金引換配達で送りつけてくる」というものです。狙われる
    のは高齢者で、記憶力の低下や不安感に乗じた手口です。
    県内の消費生活相談窓口に寄せられる健康食品の送りつけに関する相談件数は、
    2012年度1月末で昨年度の2倍以上に急増しています。
      申し込んだ覚えがないなら毅然と断ることです。一方的に商品が送りつけられた場合、
    受け取り拒否をしましょう。支払った代金の取り戻しは困難ですので、心当たりのない
    荷物の受け取りは慎重にするよう、家族とも話し合っておきましょう。

   <強引な送りつけの連絡があったときの対応ポイント>
  @ 申し込んだ覚えがないならきっぱり断る。執拗な電話には「再勧誘は禁止されて
    いる」と主張しましょう。
  A 一方的に商品を送りつけられた場合、宅配業者には受け取り拒否を伝えましょう。
  B 事情を知らない家族が代引きで受け取らないように、話し合っておきましょう。
  C 電話で勧められ購入を承諾した場合、書面を受け取った日から8日間はクーリング・
    オフが可能です。
  D 不審・不安なことがあれば、早めに最寄りの消費生活相談窓口へ相談しましょう。


                    
                                                        (兵協連だよりH25.5月号)